猫も杓子もアメリカ生活

カテゴリ:氷河を見る旅( 12 )

8月24日旅最終日。すべての道は我が家へ通ず・・・の巻。

9日間の旅も今日が最終日。
今日は帰るだけで結構な距離なので、あまりあちこちは行けない。

が、欲張りな私たち、それならば朝早くから近くをめいっぱい楽しむことに。

午前中、州議事堂内を見学。
そもそも、ビクトリアは、ブリティッシュコロンビア州の州都で、街の歴史は1843年毛皮貿易から始まる。
1849年にはイギリスの植民地になり、イギリスの女王様の名前から「ビクトリア」名付けられた。のち1871年には自治権がカナダになったが、街を歩いていると今でも街の至る所にイギリスの文化が息づいていて、今自分がどこの国にいるのかわからなくなる。

州議事堂内は、無料ガイドの方がついて中を案内してくれる。
しかも中にいる係員はみな、昔の貴族の様な出で立ちで迎えてくれる。

この建物は1893年から5年の歳月をかけてたてられたそう。
今でも議員が使うことがあるらしい。
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この議事堂見学ツアー、受付したとき5.6人の西洋人も同じグループになった。
そこまではよかったが、その後、定時になるまで待っていると中国人の観光のグループ、日本人の中学生10人くらいのグループ(先生もいらしたので修学旅行か)と一緒になり、すごい人数になった。

いやな予感がしていた。

いやな予感は当たった。

悪口は言いたくないが、中国人のグループも日本人の中学生も尋常ではない大きな声でわいわいがやがや。
勝手に何かさわって係員に注意される人、写真を撮ろうとしていると平気で前に来てブロックする人。
荘厳なな空間の中で、歴史に思いを馳せようという思いは、打ち砕かれた。

今度また別の機会にゆっくり見にくればいいさ!と自分をなだめる。

これは中央部の吹き抜けの天井。
豪華な装飾と天井画。ビクトリアの歴史を物語っているそうだ。
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これはブリティッシュコロンビア州の紋章。
イギリスの国旗ユニオンジャックの下にある、印象的な白と青の縞模様。
白がカナディアンロッキーに輝く雪、青はビクトリア島が浮かぶ海の青。その下に輝く太陽は夕日。カナダの一番西に当たるビクトリアに美しい夕日が沈んでいくさまだそうだ。
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これはそのデザインのステンドグラス。説明を聞き逃したので定かでないがかなり古いもの。
さて、この中に決定的な違いが・・・。お気づき?
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そう。U.Kの国旗であるユニオンジャックと、ブリティッシュコロンビアを表すマークの位置が上下逆。
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建物のあちこちに古くて価値のある、ステンドグラスが輝いている。
こちらは議会が行われるお部屋。
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議事堂を出ると大きな芝生の広場。向こうにエリザベス女王の銅像。
そしてその向こうはハーバー。
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ハーバーから見た議事堂。
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このあと、議事堂隣の博物館へ。
氷河期から現在に至るまでの気候の変化や、森と海のリアルな立体模型。
インディアンの生活と各部族の違い。毛皮商人や移民たちの生活、ゴールドラッシュの盛り上がり、鉄道、イギリス領だった頃、などテーマはたくさん。
展示もとっても凝っていて見応えがあった。

博物館を見たあと近くのヌードルバーでランチ。
本当は若い日本人が経営されてるという和食屋さんに最初行ったが、クローズで残念。

再び議事堂の前を通ると、なんと数え切れないほどのクラシックカーが
議事堂前広場に止まっているではありませんか。

どの車も同じテーマの紙を貼ってあるので、日本で言うミッレミリアのようにクラシックカーだけで、決まったルートをはしり、各ポイントで停車するロードレース的な物なのか。
すみません、不完全な情報で。
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中には、さびさびでいかにも古そうな車も。

このあと私たちはフェリーでアメリカとの国境をこえ、オリンピックナショナルパークがあるポートエンジェルスへ。
ビクトリア側のフェリーポートは昨日から見ている同じハーバー内。
出港は15時だが、出国手続き、税関、乗船手続きがあるため13時半集合だった。

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港内には水上で離着陸する小型飛行機もいた。
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とうとう、充実したカナダ旅行に別れを告げ、アメリカへ。
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ポートエンジェルス。
雨で天気が悪く見えないが、本当は向こう側にオリンピックナショナルパークの、折り重なるような立派な山々がみえる。
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ポートエンジェルスからはシアトルは通らずHwy101→Hwy104→3→16→HwyI-5
もうこの辺は慣れた道だ。
それでもずっと働いてくれたカーナビは、まだ働き続ける。

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このカーナビ、なかなか使える。
はじめはアメリカ内だけしか案内してくれないと思い、地図をいろいろ買って準備していた。
が、カナダでも全く問題なし。

確か一年半ほど前に170ドルくらいで買った。
設定も簡単だし、いたってシンプル。
取り外し可能で、車じゃなくても通常の町歩きにも使える。
こやつには迷わされたこともあったが、総じていいやつだ。

まだまだ働いてもらわねばならぬ。

今回は海も見たかったのでこういうコースだったが、考えてみるとカナディアンロッキーからはいろいろなルートで帰ってこれる。

旅の初日に故障して、一人(?)帰らされたJEEPはどうしているだろう。

あやつにもまだ、働いてもらわねばならぬ。・・・のに、次は何が起こるかと思うと
もうあまり遠出に連れて行けない様な気もする。

いずれにしても私たちのいつものロングドライブの旅は、今回もこうして無事終了。

やっぱり、家はいいなあ、と実感。
ありがたい。


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by yumi_nyago | 2008-09-04 07:28 | 氷河を見る旅

8月23日旅8日目、ウイスラーそして波瀾万丈の末、ビクトリア島へ・・・の巻

旅も終盤になってきた。
今日はカムループスを出発し、ウイスラー経由、バンクーバーからフェリーで夕方ビクトリア着の予定。

まずはウイスラーまで約200マイル、約4時間。
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ところで、この標識の奥にも見えるように、アメリカのワシントン州やオレゴン州もそうだが
電柱が木で出来ています。
更にカナダでは高圧電線も“木”で出来ているようです。だいじょうぶかなあ。
ちなみにアメリカでは鉄筋でした。
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さらに橋も“木”。かっこいー!
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写真をとる余裕がなかったので、写真はありませんが、丸太を並べたような橋も見ましたよ。

おおー!ウイスラーの山が見えてきた!
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ちなみにウイスラーに向かうこの道中、激しい峠越えが何度もあった。
狭くて、結構急な坂道の連続。エンジンブレーキの大活躍。
このときの運転は私の番だったので、旦那もさぞや怖かったでしょう。
時々、ブレーキチェックゾーンの標識。
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ウイスラー到着!
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冬はスキーのパラダイスですが、今はマウンテンバイクのお客さんがいっぱい。
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ウイスラービレッジはおしゃれなアウトドア専門店や各種ショップ、レストランが並び
たくさんの人でにぎわっていました。

しかし、私が描いていたウイスラーのイメージは、緑の山々と山頂に残った残雪と湖と・・・みたいなリゾートの絵が浮かんでいたので、こんなに洗練されたショッピングモールがあったのは
正直、思っていたのとは違い残念でした。

次の冬季オリンピックの会場になるので、もうバンクーバーオリンピックのグッズが売られていました。

オリンピックといえば、そのための準備かあちこちで道路拡張工事やガスのパイプラインの工事が行われていました。
ちょっと、バブルな景気の良さが感じられました。

ウイスラービレッジの日本食屋さんでラーメンを食べバンクーバーに向かう。

このときすでに2時を回る。
バンクーバーから出発する5時のフェリーに乗らなければならないので、少し焦る私。
旦那はゴンドラで山頂に行ったり、もう少しいろいろな写真を撮りたかったようだ。
旦那は2時間ちょっとで行けるから大丈夫だと主張。
しかし、かわいそうだが、あきらめてもらう。

なにしろ、バンクーバーの都会を通るので途中何があるかわからない。
とはいえ、シュンとした旦那にせめても・・・と思い、(旦那が列車や駅が好きなのを思い出し)
「バンクーバーの駅舎にでも寄る?」と、提案した私が、まちがいのはじまり・・・。

私のナビミスで曲がるところを通り過ぎたり、もどったり、さがしたり、挙げ句の果てに時間的余裕が本当に無くなり、結局駅舎も見られず、時間もやばくなり・・・。30分のロス。

また、泣く泣く、ウイスラーに手を振る。

悪い予想的中。
途中の曲がりくねった道の渋滞、そして都会特有の自然渋滞。

更に事前にネットで調べた道順と、カーナビが告げる経路の不一致。
どちらも結果の行き先は同じなのでどっちでもいい。時間のあるときならば。

しかし我らは今、一分一秒と無駄に出来ない。
さて、街を貫く(渋滞の可能性あり)近道がいいか、遠回りだが確実な道を行くか、究極の選択。

あーあのロスした30分が恨めしい。

結局カーナビを無視し、遠回りで確実な道を行く。

確実な高速道路でも、やはり大都会。
こういうときに限って前後左右、のんびり運転の車に、やたらブロックされる。
いやがらせかー!と叫ぶふたり。

結局、5時のフェリーに間に合わず。

しかし、幸運なことに6時のフェリーに乗せてもらえる。
5時のフェリーのために払った予約金15ドルは無駄になったが、乗れるだけでもありがたい。

もしビクトリアに行けなければ、すでに支払ったビクトリアのホテル代160ドルの方が大きな無駄になる。

最悪のケースとしては、ビクトリアに渡ることをあきらめ、このまま陸路アメリカの我が家へ向かう事になる選択も描いていたので、急に気が楽になった。

フェリーポートで待ち時間、おいしいジェラートにご満悦。
(写真とるの忘れた)

そして、無事大陸にさよーならー!
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このフェリーのデッキで、日本の友達と旦那の両親にポストカードを書く。
まさに、カナダの夕日を見つめながら、カナダからの手紙だ。
(ある程度の年齢以上の方にしか、わかりませんね。失礼。)

ビクトリアに到着。車で下船。
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腹ぺこなので、ホテルのフロントで教えてもらったウオーターフロントへシーフードを食べに!

Chandlersというお店に入った。
木のぬくもりがある重厚で英国風のレストランだった。

普通はロブスターのガーリック蒸しだけでも45ドルとからしいが、
観光地だけあり、カップル向きメニューあり。2人前セットが89ドル。
このセットに含まれるのはクラムチャウダーかサラダ、パン、小さめのロブスター、マッシュルームのチーズ焼き、ピラフ、サーモングリル、付け合わせの野菜、デザートのティラミス、コーヒーかお茶。
これ全部二人分ずつ出てくる。満足以外の何ものでもない。
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ワインも注文しご満悦。
閉店ぎりぎりの、他のお客さんがいなくなるまでくつろいでしまった。

食後、機嫌良くハーバーを散歩。小雨がきもちいい。
ライトアップされた州議事堂とハーバー。
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夜中だというのに、人が多く、公園では街頭イリュージョンに人が群がる。
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馬車がたくさん走っている。
写真では隠れてしまいましたが、馬車の運転手(?)さんも昔の馭者のようなクラシックなマントを着ている。
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物語の中に迷い込んだような錯覚に酔いながら、ホテルへ帰る。

この旅日記、参考になったかどうかわかりませんが、
この長文におつきあいいただきありがとうございます。

明日はいよいよ最終日。

そのあとは、もともとのこのブログの目的であるアメリカライフの話になる予定です。


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by yumi_nyago | 2008-09-04 03:33 | 氷河を見る旅

8月22日 旅8日目バンフに後ろ髪引かれ組・・・の巻。

バンフは本当にいいところだ。

緑濃き山々、エメラルドグリーンの川、深い青とグリーンの湖、山の頂に輝く雪、温泉、
品のいいお店が並ぶダウンタウン、あちこちに飾られた花々。心豊かになる。
こんなに天気が悪かったのにそう思える。

今日はバンフを離れ、もう一度ジャスパーを通り(この前は雲で何も見えなかったので)
Mt.Bobsonをとおり、Kamloopsへ。

その前に名残惜しいバンフをサルファー山の頂上から見るべく、ゴンドラへ。
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かろうじて今日は晴れたため、なんとか向こうの山も街も、きれいに見渡せる

バンフの駅にちらっと寄る。

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本当は、もう少し予算があればロッキーマウンテニア鉄道の列車の旅がしたかったのだ。
いや、もう少しどころか、 とても手が出なかった。
知り合いが、つい先日乗ったということでDVDを見せてもらったのだが、
それはそれは豪華な内装で、天井までパノラマのガラスが張られ、
食堂車では美しいフルコースの料理が出される。
ワインも飲み放題だそうだ。(このいい方が品がないのだが)
専任の給仕が付き至れり尽くせり、ビューポイントではゆっくり走ってくれるという観光列車だ。
せめて、止まってるところだけでも見たかったが、タイミングが合わなかったようで
貨車の写真になった。

そのあと、Lake Louiseへ。
実はこの看板、英語とフランス語の両方でかかれている。
カナダに入ってから標識や案内表示はすべてそうだ。
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レイク・ルイーズは実は昨日も来たのだが、
土砂降りでカッパを着ていても、野良猫のようにぬれてしまった。
もちろんきれいに見えなかったので、今日はリベンジ!どお?
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ジャスパーへ向かうアイスフィールド・パークウエイには熊が出ますの看板が。
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その直後に本当に熊出現! 小さめで怖いというよりコロコロしてかわいい。
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晴れてきたので、今まで見えなかった山の形も頂上の雪も、やっと見られた。
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これはクロウフット氷河。
その名の通り、かつては山の斜面にカラスの足を思わせる3本の氷河が伸びていたそう。
今は一番下の指に当たるところが解けて、2本指になってしまっている。
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地球温暖化・・・この言葉がこの旅で、何度頭に浮かんだことであろう。

ジャスパー到着。
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マリーン渓谷を見たあと、ダウンタウンの中華料理屋でランチ。
時間があれば有名なマリーン湖やメディスン湖もみたかった。
・・・が、しかしこのあとのロングドライブを考えると、泣く泣くジャスパーを離れる。

ジャスパー国立公園を出ると同時に、ブリティッシュコロンビア州へ突入。
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そして、Mt.Bobson州立公園
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雲で肝心の山頂が見えないMt.Bobson。
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そして私たちはひた走る。
ジャスパーから今日の宿まで285マイル5時間半。
交代しながらひた走る。

Kamloopsに近づくにつれ、乾燥地帯のためか、
山火事のあとが結構広い範囲で、あちこちにある。
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「山火事は大変だねえ」なんて話していると、煙が現れ、火が見えてきた。
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「えー!あれも山火事かなあ、まさか野焼きってことはないよねえ」
「あー電柱(木)に燃え移りそうだよ」なんて話していると・・・。
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車が燃えていた。
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山火事は乾燥する時期に自然と起きるのだと思っていたが、
すごいシーンを見てしまった。

その後次々とたくさんの消防車とすれ違った。(救急車はもういた)


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by yumi_nyago | 2008-09-03 10:08 | 氷河を見る旅

8月21日、旅7日目。猫の川流れと、温泉と・・・の巻。

夕べ、これからと本日の予定について軽く揉めつつも、冷静な旦那のリードのもと、予定が決まる。
8:00AM 今日は朝一番にまず、ダウンタウンのチケットセンターへ。
        ラフティング(フローティング)のチケットをとれるか確認。

思っていたコースが無かったので、結局自分で調べた資料を片手に、ホテルのフロントへ行きお願いして、代わりに問い合わせと予約の電話をしてもらう。(英語が大変なので助かります)

フローティングの時間が11時と決定したので、それまでバンフのダウンタウン付近を楽しむことに。(フローティングもダウンタウンから歩いて行ける、ボウ滝のまえ集合)

9時過ぎ、ケイブ&ベイスンへ。
ここは1883年、カナダ太平洋鉄道敷設のためロッキーに来ていた3人の工夫たちが偶然発見した温泉だそうだ。3人はこの硫黄のにおいのする暖かいプールに入ると、とてもリラックスし、労働の疲れが癒されることをしり、仲間に教えた。すると魅力的なこの場所に鉄道会社の社長が将来性を見いだし、近くに優雅なバンフスプリングホテルを建てたことが、旅行者を呼び、やがてバンフがカナダ最初の国立公園として指定されるようになったとのことです。
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洞穴のなかにふつふつ沸いている温泉。
暗闇の中なので写真がぼけちゃいました。(へたくそ)

決してお湯にさわらないようにとの注意書きだったが、温泉が恋しい日本人としては
つい手なり、足なり入れたくなるのが本能ですね。・・・思いとどまりましたが。
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バンフスプリングスホテル。ヨーロッパの古城のよう。
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10:00 あと一時間あるのでこれまた近くのカスケードガーデンへ。
公園内からから見下ろした、バンフ通り。
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バンフ通り側から見た敷地内にある1935年建造の煉瓦造りの建物と公園。
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みごとに手入れの行き届いた公園で、お花が色とりどり咲き誇っていました。
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11:00 いよいよドキドキのラフティングならぬフローティング。
ボウ滝前集合。一人40ドルを支払い、ライフジャケットを貸与され着る。
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おそらく本来のロッキーの楽しさを味わうならラフティングなのだろう。
ラフティングはぬれてもいい格好で、ウエットスーツをきてパドルを漕いだりする急流下り。
「わー!」とか「きゃー」とか絶叫して、エキサイティングなんだろう。
すごくすごく興味がある。住んでいる近くの山でもよくやっている人がいて、「いいなあ。」と、いつも指をくわえてみている私。
しかし、私、水が怖い。泳げない。
インストラクターの方がいて安全なのはわかりますが、もしも、もしも万が一、運動神経の鈍い私ですから、川に転落するようなことがあれば・・・と本来のマイナス思考がいろいろな想像を沸かせます。

で、妥協案として、一滴もぬれることのない、いたって平和な緩やかな川の川下りに決定。
それでも、まるでお風呂に入りたくない猫のように両手両足突っ張って、のってきました。
写真はかろうじてとれたもの。
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オレンジ色のお兄さんは船頭(?)さん。
向こうの山の中腹に見えるのはバンフスプリングスホテル。

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さて、(私だけ)手に汗握るフローティングは一時間ちょっとで終了し、
この汗を流すべく83マイル先のRadium Hot Springsへ。
バンフ国立公園の西隣に隣接するクイートニー国立公園の中を突っ切って西の端にある。
往復で約4時間の所。ちょっと遠いが今回の旅の第二の目的である温泉にいくのだ。
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クイートニー国立公園内でみた不思議な動物。馬でも鹿でもない。
あとで調べたらWoodlandCaribouのようだが・・・。だとしたら絶滅危惧種だ。
でも角がないから雌なのか、全く違う物なのか。
帰り道、再び出会う。追跡装置を首につけているので、大切に保護されているのだろう。
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温泉は最高でした。
長距離運転が続いて、コリコリの肩も腰もすっかりほぐれました。
19日に行った、アッパー温泉は混んでいて“芋洗い”状態でしたが
今日行ったラジウム温泉は、広いので、混んでいても気になりませんでした。
屋外で雨降りでしたが、逆に頭が涼しくて長く入っていられました。
極楽極楽。

行きは土砂降りでしたが、帰りは小降りになり、山にかかる雲が幻想的。
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by yumi_nyago | 2008-09-02 09:05 | 氷河を見る旅

8月20日、旅6日目。氷河三昧・・・の巻。

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朝、やはりしとしと雨だったが、優先順位としてメインテーマである氷河見学に行こうと決断。
向かった先はコロンビア大氷原。総面積325k㎡。
ここを見学するにはアサバスカ氷河の雪上車ツアービジターセンターで申し込み。
いつもは混み合ってすぐには乗れないと聞いていたが
今日は天気が悪いためか、すぐ乗れた。
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雪上車に乗ってやく5kmのアップダウンの道を、おもしろいガイドさんが説明をしながら
連れて行ってくれる。
今回はすぐ乗れる便に乗ったので英語のツアーで、英語がそれほど得意でない私はギャグがほとんどわかりませんでした。(いつものこと)
私たちの前に出発したグループは日本人のお客さんばかりで、日本人のガイド付きだったようです。
おそらく日本人の方がやっている地元のツアー会社によるバンフ・ジャスパーのパッケージツアーなのでしょう。
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一面の氷河。天気がよければ本当は向こうの方に青空が輝いているのでしょうか。

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真夏なのに真冬の装い。実は冬の長袖シャツと防寒スパッツもはいている。
ふつうこの時期はもう少し簡単な上着でよさそうだが、
念のための重装備がこんな天気の悪い日にはちょうど正解だった。

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氷の上に山の土が混じってうっすら汚く見えるが、
所々に氷河が溶け出している小川があり、その水はすごくきれいで飲めるらしい。
そのことを以前に行った方に聞いていたので、マイボトルを持参。
水をくみゴクゴクゴク・・・。キンキンに冷たくて美味。
帰って水割りにしようと再び汲む。
おなかを痛くしなかったので、本当に大丈夫だったようだ。

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小さいクレバス。
この大氷原の端っこの方にはビジターセンターから歩いていけるらしいが
クレバスに落っこちて亡くなる方もいらっしゃるそうなので注意。

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だんだん天気がよくなってきたので次のポイントへGo!

氷上ツアーが約一時間半で終わり、次に行くのは Mt. Edeth Cavellとエンジェル氷河。
アサバスカから93号(アイスフィールドパークウエイ)をジャスパー方面へ北上し93Aという旧道に入る。
途中左側に入った山道を約45分のドライブ。
突き当たった所に車を止めてそこから更に往復45分のトレッキング。
なだらかなだが山道を行くと突き当たりには、黒い岩壁に雪を抱いたエンジェル氷河。
形が天使の羽のようだからだそうだ。
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エンジェル氷河のすぐしたに、氷の洞窟。
ちょろちょろ落ちる水で遊んでいた私。しかしこの直後・・・
氷穴の上の端っこが少し崩れ落ちてきて、一気にビビる私。(オイオイ、アブナイよお)
この足下、大きい固まりは岩ですが・・・。
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地面の部分は実は氷。下の写真、氷だってわかります?
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この氷穴のすぐ前には、大きな氷の固まりがプカプカ浮かぶ小さな氷河湖。
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また天気が悪くなり、雨が降ってきたので帰ることに。
途中の道路からもいくつか氷河が見えた。
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天気がいい日に、もう一度通ることが出来たらなあと思いながらの帰路。

明日の予定はまだ決まらず。

今日のおすすめ情報:
アメリカもカナダも国立公園内は、レストランが少なく、しかも人気の場所は大変。
出来れば自分で何かランチを持参して、いい空気といい景色のもとおいしく味わうのがいい。
今回私たちは車の旅なので、炊飯器、のり、梅干し、鰹節、各種調味料を持参したので
朝、おにぎりを作り、日本の遠足のようなお昼ご飯を、何度か楽しんだ。
ゴミだけは落とさないように注意。


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by yumi_nyago | 2008-09-02 04:23 | 氷河を見る旅

8月19日、旅5日目。Banffへ。・・・の巻。

9時半頃チェックアウト。
メインのBanffへ心はせかされるものの、
せっかくカルガリーへ来たのだから、一カ所ぐらいはカルガリーらしいところへ行こうと
カルガリーオリンピック公園。
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ここは1988年の冬季オリンピックで、スキーのジャンプ、フリースタイル、ボブスレーの
競技会場となったところで、今もジャンプ台が健在だ。
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一番大きなジャンプ台の上からの景色。
上から見るとほとんど直角のようでスロープは見えない。
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夏場、このジャンプ台の上からは、いろいろなアクティビティーがあるようで
この日私たちが目にしたのは、ジャンプ台のスロープにそって張ってあるケーブルにぶら下がって、下までシューッと降りていくハイテンションな人たち。
もちろん安全装置でつながれパラシュート付きだが、結構こわいはずだ。
でも、ちょっとやってみたいような気も。

あと、目撃したアクティビティーとしては、リフトにマウンテンバイクをのせ、丘の上に行き、フリースタイルやモーグルのコースに使われる下り坂を、自転車でアップダウンしながら、転がるように降りていく。
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これは子供がほとんどだったが、大人の男女も結構いた。
運動神経に自信があったら、楽しいだろうなあとおもう。
私たちが丘の上から降りる手段は、上ってきたリフトに再び乗るのみ。
20代の頃、スキー場で登りのリフトにはよく乗ったが、下りに乗ったことはない。
不思議な感じだった。

そのあとオリンピックミュージアム見学。
1988年の冬季オリンピックの道具やトーチ、選手やスタッフの衣装、過去のオリンピックの内容などの展示がしてあった。
歴代冬季オリンピックの写真パネルには懐かしい1972年札幌オリンピックや、まだ私には記憶に新しい1998年長野オリンピックの選手の写真もあった。(それでも10年前になるんだなあ)

さて、午後からは、いよいよバンフへ向かう。
以前にバンフに行った人たちからは「天気がよければいいわねえ」と言われ
それを願っていたが、どうやらこれから3日間雨だそうだ。
天気予報では雷マークも・・・。
バンフが近づくにつれ、確かに曇り空。
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幸いこの日、雷の大雨に見舞われることは無かったがしとしと降っている。

これはこの日から3泊4日お世話になるBanff Ptarmigan Inn。
向こうには迫るようなカスケード山。
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夕方、ホテルから車で10分ぐらいの所にあるアッパー温泉へ。
温泉といっても日本のお風呂と違い、大きなリゾートのプールのよう。
みんな水着を着てプールの端っこの方に立っておしゃべりをする。
ダウンタウンから近いので、その混み様といったらすさまじかった。
もちろん旅の疲れを癒したい日本人がたくさん。
どうやらあちこちの山奥にも秘湯があるらしい。いきたいなあ。

行きたいところはたくさんあり、選択に苦しむ。
天気次第で計画は変わるが、出来れば明日は大氷原トレイルに行きたいと願う。


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by yumi_nyago | 2008-09-01 07:21 | 氷河を見る旅

8月18日、車で国境越え、カナダへ。・・・の巻。

5:30起床、眠い目をこすり、車に飛び乗り、朝日を見に行く。
昨日は行かなかった、ManyGlacier方面へ。

以前にイエローストーンへ行ったとき、朝早くか、夕暮れ時にいろいろな動物に会えたので
今回もそんな期待をして。

St.MaryからUS-89を北上して8マイルのところがBabb。
ここの交差点を左に折れて12マイル。ここは積雪時封鎖になる通りだ。

左手には昨日行ったGo To the Sun Roadが通っている山々。
まるで屏風のようにそびえる山々と氷河湖に朝日が差し込む。
西の空にはまだ、白い月が名残を惜しんでいる。
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車道のつきあたり付近にいくつか湖がある。
そのひとつ、Swiftcurrent Lakeに映った山と月。
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再び来た道を引き返す形で戻る。(いいご来光ポイントを見つけるため)

私たちが車を止めたのはLake Sherburneの西側。
写真では夕日のような色になってしまったが
その光はもう少し白っぽさを帯びた、力強い閃光だった。
(もう少し写真の勉強をして、見たままの感動を写し取りたいと思う私。)
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だんだんと明るくなってきたので、いったんロッジへ帰る。
わたしたちが2泊3日お世話になったSt.Mary Lodgeにも朝日が差す。
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部屋に帰り、持参したパーコレーターでコーヒーを沸かし、少しゆっくり。
そして、コーヒーを飲んだにもかかわらず、知らないうちにひと眠り。

9時半、宿をチェックアウトし出発。
行き先は、このアメリカのGlacierNPと国境を挟んで地続きのカナダ側国立公園であるWatertonへ。
St.Maryからは約一時間ほどで着く。
途中いろいろな形の切り立った山があり、そのたびに「うわあー!」
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この不思議な模様と形の山々、氷河が作った彫刻の巨大美術館だ。

そもそも、今からおよそ200万年前からその歴史ははじまり、約一万年前に結集した、何度かに渡る氷河期の遺産だそうだ。
本によると、今からおよそ8億年前まで浅い内海であったこの場所に
数億年にわたり、泥、砂、微生物の死骸が堆積し厚い層になり、
その後マグマが上昇し、吹き出したところを溶岩が固めたり、
もしくは吹き出ず石灰層の下に水平な溶岩層を作ったり。
そんなふうに堆積岩と火成岩が混在したこの土地が隆起しロッキー山脈の原型を作ったと。
その後気象変動で氷河期になり、谷は広く深く浸食された。
この巨大氷河はもっとも厚いときで約900から1200mの暑さがあったという。
想像も出来ない。
公園内に今残っている約50の小氷河は今から約5000年前頃に出来たそう。
ここ100年で規模は縮小しているらしいが、最近話題のニュース、地球温暖化問題を考えると、きっとここ数年はもっとすごい勢いで無くなっていっているであろう。
このGlacierNP氷河も、ほとんど日本の雪国で見られる春先の残雪のような感じで、かろうじて残っている。
そう、今残っている氷河を見ておこうと、こうしてカナダへ向かっているのだ。
メインは2日後のBanff、Jasper。

と、次々現れる山に絶叫しているうち、カナダとの国境。
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いくつか質問を受け、パスポートにはんこを押してもらい、いざアルバータ州。
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向かうはWaterton National Park。
ここはアメリカ側とカナダ側、国境を越えた交流があり、両国の平和と友好の証として
二つの国立公園は世界初となる国際平和公園を形成し1995年ユネスコに登録されたそうだ。
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湖のむこうの山は、ついさっきまでいたGlacierNP。

この写真を撮った場所は、Prince of Wales Hotelが建つ丘の上。
このホテル、1927年に建った英国調なつくりで、働いている従業員の皆さんも
赤いタータンチャックのキルトを来て、優雅な振る舞い。
おとぎ話に紛れ込んだようだ。
ホテルの外観も、遠くから見ると湖畔の丘に建つお城のよう。
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そして、私たちは再び山を下り、カルガリーへ向かう。
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カルガリーまで約166マイル、約3時間。
この道、ずっと、こんな果てしない大平原を、まっすぐまっすぐ走り続ける。

やがて、カルガリーへ着き、ホテルにチェックイン。
ダウンタウンから少し離れたところなので、C-Trainにのって繁華街へ。
腹ぺこの私たちは、良さそうなレストランを探すべく歩き回る。が、どこもなんとなく入りにくい。
目抜き通りのStephen Ave.Walkには
通りに面したオープンカフェのようなレストランが並び、みなビールを飲んで盛り上がっている。
さすがイギリスの影響があるのかスコットランド風のパブもある。
結局空腹に耐えかねて、ステーキレストランへ入った。
見た目の高級さとはなんとなく釣り合わない味だった。

おなかがいっぱいになり、次に向かったのはカルガリータワー。
ガラスの床に立って快感な私。
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やがて日も暮れ周りのビル群にも明かりが・・・。
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再びC-Trainで宿に帰り、締めのいっぱいを飲んで就寝。

明日はいよいよBanffへ。
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by yumi_nyago | 2008-09-01 06:58 | 氷河を見る旅

3日目、8月17日アメリカ側の氷河をみるトレッキングの巻

9時半 ゆっくりめの起床。
今日はバックパックを背負ってトレッキング。
持参の炊飯器でご飯を炊き、おにぎりを作る。
コーヒーをわかす。
窓の外には見事な山と青い空。すぐ近くには川のせせらぎ。
すがすがしい朝の空気を堪能すべくバルコニー(一階だが)に出てコーヒータイム。
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出発の前に足にテーピングを巻く。
実は5月末にアキレス腱を切って手術をし、いまだリハビリ中なので無理は禁物。


ホテルの近くのビジターセンターから国立公園内を行き来する無料シャトルが出ているので
そこからバスで、まず頂上付近にあるローガンパスへ。
途中左手にSt.MaryLake。

このゆうべも通ったこの山道、Going to the Sun Roadという。
昨日の神秘的な景色はどちらかというとGoing to the Moon Roadという感じだった。
感動のあまりしつこいようだが、月に召されるような感じだった。
結構狭い道のすぐ横は断崖絶壁
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ローガンパスのビシターセンターへ到着。
ここは標高2025mの大陸分水嶺がある峠だ。
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この写真の手前にある白いのは氷河の名残。
解けてザーザー流れている。

途中くたびれたので、朝作ったおにぎりランチを食べて一休み。

このなだらかな斜面をずっといくと一面に高山植物のお花畑。
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今回は途中でマウンテンゴート、りす、ナキウサギにたくさん会えた。
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もっと行くと山頂から見下ろす、真っ青なHidden Lakeが見える。
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この湖の畔まで降りられるトレッキングコースもあるようだが
自分たちの体力、時間、何より私のリハビリ中の足の事情でそれは行かない。

再びローガンパスのビジターセンターからバスで東側へ向かう。
向かった先はマクドナルドレイク。
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すでに夕方。
シャトルバスで来た道を帰る。
早めにホテルへ戻り、目の前の川にざぶざぶ入ったり、
お湯を沸かしてカップ焼きそばを食べたり。

夕日を見ながらゆっくりの時間。
もちろんビールをプシュー!そのあとは持って行った焼酎をロックで。

明日は朝早く起きて、朝日をみよう!




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by yumi_nyago | 2008-08-30 09:58 | 氷河を見る旅

夜のナショナルパーク・・・の巻。

やっと、本来の旅行計画に戻った我ら。
少し予定より出発時間が遅れたが、それでも「いやっほお!!」な気分。

レンタカーを借りたPendletonから宿泊したHermistonを通過し
オレゴンからワシントン州へ。そしてひたすらI-90を北東方向へ進む。
見渡す限りの麦畑やブドウ畑、そうかと思えば火星のような枯れた大地。
生き物のように並んで立っている風力発電の風車、折り重なる丘、牧草地、草をはむ牛たち。

やがてアイダホ州入り。
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ひたすら広い大地を超えると、今度は山越え。(ロッキー山脈)
写真の向こうの方にうっすら見える山を越えるのだ。

そして、山道の頂上付近ででモンタナ州入り。
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山を下ると再びどこまでも広い牧草地や麦畑。
ずっと以前に映画で見た「モンタナの風に抱かれて」のシーンを思い浮かべる。

ところで話はそれるが、あの映画ではRV車で馬を乗せるコンテナを引っ張ってNYからモンタナまで走っていたが
この辺ではそんな人が本当に多い。旅先の自然の中で馬を走らせるのだろうか。

私が住んでいる家のそばでも馬をたくさん飼っている家が多い。
昔の北海道の開拓民のように農耕用で使っているようには見えないし、
競馬が盛んなわけでもないし
なんのための馬なのか、ずっと疑問で、ある時ESLのアメリカ人の先生に聞いてみた。

「馬を飼っている家が多いんですけど、あれって食べるためですか?」
ちょっと聞き方が悪かったのか、先生は驚きと軽蔑にも似た表情にかわり
「あんな美しくて賢い動物を食べるですって?!まさか!!」・・・と。
もちろんペットだそうだ。

日本では馬肉を生でたべるとおいしくて健康にもいい話をちらっと話したら、
韓国人の友達にまで「え~!」と非難された。
自分らだって犬食べるじゃねーか!というと、かたくなに否定。
彼らにしてみれば日本人ってのは鯨は食べる、馬も食べる、さぞ野蛮な国だと思うのだろうか。
こればっかりは先人の知恵と培ってきた文化なのだから、価値観の違いは仕方がない。
なにかとお互い様だ。

それにしても一件の家で何十頭も飼ってるお宅は、なんのためなんだ?売るのか?
とまだ疑問は解決していない。
誰か知っていたら教えてください。

すっかり話がそれましたが、本題へ戻ります。

モンタナへ入るとぐっと気が楽になる。
もう一歩だ。・・・とはいえ宿泊先まであと295マイル、約5時間半かかる予定。すでに夕方だし。間違いなく到着は夜中だ。
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途中Kalispellという街で夕食用のサンドイッチを購入。(レストランで食べる時間がおしいので)
そして、宿泊先のホテルに真夜中に到着になる旨電話する。(場所の確認を兼ねて)

本当に深夜23時頃、GlacierNationalParkの西側ゲートに着く。
宿泊先はこのNationalParkを1時間ほど走ってつっきた東側。
こんな真っ暗闇に、断崖絶壁があると思われる山道を行くと思うと、緊張が走る。

ヘアピンカーブや細い道を通り、どんどん山を上っていく。

山の奥、そこに繰り広げられているのは・・・。

なんとも表現しがたい、幻想的な景色。
真夜中、月明かりの山頂のまだらな雪渓が輝いて、この世のものとは思えない景色が広がっている。
少し広くなったところで車を止めて外へ出てみる。

じっと山々を見ていると暗闇の中でも目が慣れてきて、はっきりと連なる山のラインや色、ごつごつした岩肌、吸い込まれるような渓谷、生えている木々、流れ落ちる滝、所々に残る雪、それらが、しーんとした月明かりの元、鈍く輝いている。

しばらく見つめる。

写真を撮ろうという発想など浮かばないほど、力強く神秘的な景色だ。

遠くに聞こえる水の流れる音や木々のざわめき、ひんやりした清冽な空気が私たちを包みこむ。

宮崎駿映画のように、間違いなくこういう山々に、山の神や、妖精のようなものがそっと住んでいるように思われる。

ここにこれたうれしさとは矛盾するが、本当はこんな風にたくさんの観光客が来てほしくないのだろうなとおもう。
でも、アメリカの国立公園は日本の観光地と違って、とても自然の真の姿を保つべく
また、そんな自然の姿を楽しみたい人間とバランスよく共存できるようによく考えられていると思う。
意外と国立公園にやってくるアメリカ人たちも動物を驚かせたり、ゴミを捨てたりはしない。

そんなこんなで、無事宿に到着し、長い一日が終わった。

山のロッジらしいあたたかな雰囲気の部屋で、ふたり一杯飲んで就寝。
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by yumi_nyago | 2008-08-30 04:42 | 氷河を見る旅

旅二日目の朝、早くも愛車JEEPに「さらばじゃ。」・・・の巻

8月16日朝6時起床。
目覚めとともに、夕べの出来事は夢だったと願う。・・・が紛れもない現実のようだ。

旦那が再び車のエンジンをかける。
昨夜と同じく今まで聞いたことのないような轟音。

AAAにTel.
違う人が出たので夕べと同じ説明を再び、いらつきながら説明。(日本語)
で、いずれにしてもこの状態の車であと8日間の山道ドライブは無理なので
どういう故障か今のところわからないが、
とりあえず我が愛車のみ、行きつけのディーラーへレッカーで連れて帰ってもらうことに。
(自分たち二人はレンタカーで旅は続行。)

このディーラーには、ついこの間もお世話になり、更に3ヶ月前にも大がかりな修理をしてもらっている。
そういう時期なのか、この車を買って約2年、何度大金を払い入院させたことか。
やはり、アメリカ車はそうなのか?と日本では買うことが出来ないJEEPを選んでしまったことをあいつ(愛車のJEEP)には悪いが、そうおもってしまう。
やはりトヨタが堅かったかなあ、ガソリンも今、高いしなあ。みたいな。
そもそも君(愛車のJEEP)は、こういうタフなドライブ向けではなかったのかい?
前にも遠出の前日に調子が悪くなったし。
まるで学校に行きたくなくて腹痛になる子供のようだ。

まあ愚痴はこの辺にして。

やがて、隣町のレッカー会社から電話が来た。
AAAの方が手配してくださったようで、いきなり英語の電話。
40分後に到着予定とのこと。

レッカーを待っている間に例のディーラーに電話して事情を話し(もちろん英語)
我々が旅行を続けている間、修理をして、そのまま預かっていてほしいと交渉。

それと、我々の旅行の友を探すべく、レンタカーの予約をネットで完了。

レッカー到着。
旅行を続ける荷物をすべて部屋へいったん搬入。
こんな時に限って、荷物が普段より多く、炊飯器やらキャンプ用の炊事道具、食品、ワイン等入ってる。

レンタカーを借りるのに足がないので、レッカーのおじさんに乗せていってもらう旨、交渉。
来た方向に戻る形で、結構距離があるので、別に100ドル払えとのこと。
ちなみにレッカー代はその場で720ドル。(チェックで支払い)

それならタクシーを呼ぶかレンタカーに来てもらうからいいと断る。

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レッカーのおじさん、会社に確認をとった結果100ドルかかる旨、私たちに伝えたが、
どうやら、ここの地域の事情(レンタカー屋までの距離とか、タクシーの有無など)
をわかってか、
「これから君たちは間違いなく大変だから、やっぱり会社に内緒でレンタカー屋まで連れて行ってあげるよ。」と。
「え、エキストラチャージは無しで?」
「Yes.」

私たち二人顔を見合わせ、「そうしよう!おじさんありがとう!!」

そそくさと荷物をおじさんの大きなレッカー車の座席に積み込み
空港のレンタカーオフィスへ。
おじさんはレンタカーのカウンターに着いてきてくれたり、
荷物を積み込むのも手伝ってくれたりしてくれた。

本当にありがたかったので、エキストラチャージは払わないといったものの
おじさんにチップをはずんだ。「おいしいランチでも食べてね」と。

そういうわけで、初っぱなからトラブルだった旅行は何とか続けられることに。

それにしても今回のトラブルで、旦那のトラブル対応能力には目を見張るようだった。
これまで書いた交渉ごとは、まるで自分の行動のように書いてしまったが、すべて旦那が行った。
こちらで仕事をしているとはいえ、正直そんなに英語がペラペラ堪能ではないのに
憶せず、テキパキと、調べたり、考えたり、交渉したり、集中力を発揮した。
普段はふざけた呑兵衛だが、こういう真剣な顔もありだなあ、と心から感動し感謝した。

せっかく作り出してくれた、旅の続きをめいっぱい楽しもうと思う私。

そして、寂しそうに、いやホッとしたようにレッカーで帰って行くJEEP。
それを見送る私。

長くなりましたがここまで、8月16日の午前中の話でした。
午後からのロングドライブの話は次の記事へ。

今日のおすすめ情報:
日本でJAFに入ってる方は、アメリカで運転するときも会員証を持ち歩くと
提携しているAAAが日本語で助けてくれるので、いざというとき役立ちます。


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by yumi_nyago | 2008-08-29 07:16 | 氷河を見る旅



アメリカ駐在会社員の妻が日々格闘する、はちゃめちゃライフ
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