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猫も杓子もアメリカ生活

宇宙飛行士の殿堂博物館・・・の巻。

この日はフロリダ旅行最終日で、午後にはレンタカーを返し、
3時には飛行機に乗るという、時間に余裕のない日ではありましたが、
前の日(1月2日)に時間が足りなくて行けなかった宇宙飛行士の殿堂に
午前中行ってきました。

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とはいえ、ここは、それほど大きな建物ではないので
結構ゆっくり、じっくり見てきました。

日本人宇宙飛行士のプレートとかあるかなあと思ったのですが
やっぱりここは、ジェミニ・アポロ計画関連と、初期の頃のスペースシャトルが中心で
今、よく知られている日本人宇宙飛行士の資料はありませんでした。
残念。
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ただ、チャレンジャーの事故で亡くなった日系人オニツカさんに関してはありました。
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今のアメリカの宇宙計画の礎となった方々をたたえる殿堂なので
どちらかというと初期の事中心で、今、どのように発展し何を目指しているかはあまり書かれていませんでした。

NASAの宇宙計画はどうやら、そもそも1957年にソビエトがはじめて
人工衛星スプートニク1号を打ち上げたことで、アメリカが遅れをとってはいけないと
1958年にNASAを立ち上げたそうな。
ちなみにNASAはなんの略かというと
アメリカ航空宇宙局The National Aeronautics and Space Administration
だそうです。え?しってた?・・・わたしは知りませんでした。

で、アメリカはソビエトに対抗して頑張ったんだけど
1961年にソ連のガガーリンが世界ではじめて宇宙飛行し、更に遅れをとったんだな。

で、アメリカは同じ年に、マーキュリー計画で人が乗った16分間の弾道飛行をしたり、
何年か後に軌道にのった飛行をしたり、着々と進めていたのだけど、
すべてソビエトにとっくに先を越されていたのさ。

ケネディー大統領が1961年に
「10年以内に月に人類を送り込む」と、決意発表したことで、
国を挙げていろいろな計画が次々と打ち出され
1964年のGemini計画(宇宙基地・ドッキング・月着陸)
その後、アポロ計画へと続き、
1967年のアポロ1号の発射台での火災事故のあと、
2号3号・・・6号まで無人飛行、7号・8号・・・・10号と有人でテスト飛行
と、どんどん打ち上げ
1969年にはじめてアポロ11号が月着陸へ・・・と。
で、その後アポロ20号まで計画されていたんだけど、17号まででアポロ計画は終了。

・・・みたいな内容も年表方式で詳しく展示されてました。

最初の頃(たしかジェミニ計画の時の)ロケットの中。かなり狭そう。
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外観・・・え~これだけで宇宙を飛んでたなんて、心細いねえ。
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アポロ14号の中。ちょっと立派になった?
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外観。
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このアポロ14号も月探査に降り立ったんだって。

月の石。(これはアポロ15号のときのやつ)
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宇宙基地のグッズの一部。
昔からアメリカ人はコーラが好きだったんだなあ。
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でも、何も宇宙に行ってまでねえ・・・。

あ、今、ふっと思い出したんだけど、
前にESLの学校でアポロの話になったときに、ロシア人の学生が
「あれって、フェイク(作り話)で偽の映像でしょ?」・・・と、まじめに主張してました。
当時のアメリカにそんなこと出来たはずないと。ロシアではそう習っていると。

私はとても衝撃を受けたというか、そんなこと疑ってもいなかったし
国によって、国の教育の仕方で、本当に価値判断が違ってくるんだなあと
恐ろしいというか、いろんな考えがあるというか・・・。
世界にはいろんな人がいるし、何が正しくて何が嘘かわからなくなる。
だからこそ、冷静に広い見方で物事を判断していく能力が問われるなあと思いました。


で、話を戻しますが・・・。
この施設の中には、このような展示物の他に
主に子供達よくわかるように、いろいろな体験型の簡単なマシン類がありました。
小さなブースに入ってグルグル回るヤツとか
不安定な状態でねじをまわしてみるヤツとか、いろいろ。

その中でうっかりはまってしまったのが、
スペースシャトルが地球に帰ってきたときの
飛行や、着陸の運転シュミレーションが出来るマシン。
ちょっと、ゲーセン風。

座席が二つあって、最初アメリカ人の子供とお父さんがやってたんだけど、
後ろに立って見てると、おもしろそうだったので、
早く終わってくれないかな~光線を出しつつ順番待ちをしてました。

彼らも楽しいのか、なかなかやめる様子もなく、夢中なので
私は積極的なギャラリーに変身し「わおお!ぐっじょぶ!」とか声援を送りつつ
待ってることを、なにげにアピールしました。

ええ、大人げないです。

大人げなさはこれでは終わらず(あとから反省しましたが)

やっと、立ち上がった子供のあとに座ろうとすると
サササッと別な子供が急に現れ、座ろうとするではないですか・・・。
思わず「Excuse me? I was wating for long time.」 と、
無邪気な子供にむかって言ってしまったのです。
育ちの良さそうなアメリカ人の子供は
「Oh! I'm sorry.」と立ち去りました。
うわ・・・ダメよね、私。

どんな心の狭い、恐ろしくやる気満々なアジアのババアだと、その子は思ったことでしょう。
冷静に考えれば、子供にゆずれってんだよね・・・。でもその時はそんな余裕もなく、
どかっと操縦席に座ったのでした。

こんなやつ。(これは旦那の手。)
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そんな、張り切って挑んだ飛行シュミレーター・・・
それが私にはすごく難しくて、なかなか無事に着陸できず、
何度も海に墜落したり、ガッシャーンと地面に落ちたりすること、数回・・・。
時には機体が逆さまになったり・・・。
このセンスのない私を見る見かねた旦那は
どれ、代わって!と私を追い出し、いとも簡単に着陸成功させるではありませんか・・・。
くそっ。
そのあと、このままでは終われない私は(後ろに待ってる人もいなかったので)
旦那のアドバイスの元、何度もチャレンジし、十数回チャレンジ後
そのうち、だんだん後ろにギャラリーが増え
これ以上自分ばかりやってるのはまずいと、腹をきめ、集中し、挑んだのです。
(おおげさ。)
やっと、初の着陸をし、充実感いっぱいで席を次に譲ったのでした。
そこで、指導にも疲れた旦那、
「よかった・・・帰れないかと思った・・・。」

そのあと、ちがうマシン(小さな乗り物に持って3D映像が流れる冒険もの)でも
さっきの子供と一緒になったので、今度は前の席を譲ってみました。
・・・ちょっと償い。
え?もう、おそい?


そのあと、ちがうゲームで旦那と対決し、また負けず嫌いの私は、何度も挑戦し、
あきれた旦那曰く、「ほんと、自分が勝たないと終わらないよねえ。」
・・・と。

はい、すみません。そういう人です。ジコチューです。


ったく、いくつになったら、落ち着いた素敵な奥さんになれるのか・・・。


そういうわけで、午前中はすっかり遊び、午後空港に向かいました。

このあと長い飛行機の中、寝ていたら、さっきのシュミレーターの映像が夢に出てきました。
墜落するヤツ。

ああ、よかった、夢で。


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by yumi_nyago | 2009-01-09 04:21 | フロリダ旅行
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アメリカ駐在会社員の妻が日々格闘する、はちゃめちゃライフ

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